煙感知器の蓄積・アナログ・感度を図解|消防設備士 甲種4類

消防設備士

今回は、煙感知器の中でも混乱しやすい

  • 蓄積
  • アナログ式
  • 感度(1種・2種・3種)

を、イラストで“順番に”腹落ちさせる動画を公開しました。

▼動画はこちら


なぜ煙感知器は「文章で分かった気」になるのに解けないのか

煙感知器は、テキストを読んでいると「なるほど」と思えるのに、問題になると急に手が止まります。理由はシンプルで、

  • 構造(どうやって煙を検出するのか)
  • 蓄積(誤報をどう減らすのか)
  • アナログ式(濃さをどう扱うのか)
  • 感度(1種2種3種の意味)

が、頭の中で一本の線につながっていないからです。

この動画は、暗記ではなく「イメージの順番」で整理して、問題が解ける土台を作ります。


① まずは構造:煙感知器は「光の変化」を見ている

煙感知器の説明は、最初にここを掴めば勝ちです。

煙感知器は“煙そのもの”を見ているのではなく、煙が入ってきたことで起きる「光の変化」を見ています。

動画では、光電式スポット型の内部構造を図解して、次のイメージを固めます。

  • 中には「光を出す側」と「光を受ける側」がいる
  • 平常時は、工夫(迷路状の構造や遮光)で光が受ける側に届かない
  • 火災時は、煙が入って光が散って(回り込んで)受ける側に届く

つまり、平常時に届かないはずの光が届く=「いつもと違う」=火災の可能性、という判断につながります。

ここが頭に入ると、テキストの文章が“翻訳できる日本語”になります。
(部品名を暗記しようとして迷子になるより、役割で押さえた方が試験で強いです)


② 次に蓄積:誤報を減らす「時間フィルター」

構造が分かると、次に疑問が出ます。

「じゃあホコリでも光が散ったら火災になるの?」

ここで登場するのが蓄積です。

蓄積をひと言で言うと、

“時間で様子を見る仕組み”です。

動画では、天井裏作業の例で説明しています。

  • 作業でホコリが「バフッ」と舞う
  • 一瞬だけ感知器が反応しそうになる
  • でも、すぐ収まるなら火災じゃない

もし一瞬の反応で即「火災」になったら、誤報だらけになって現場が回りません。
だから蓄積で、一定時間継続した反応だけを火災として扱うというフィルターをかけます。

さらに動画では、横軸を「時間」にしたグラフで、

  • 一瞬で収まるホコリ
  • 継続して出続ける火災の煙

を並べて比較します。

数字としては、試験でよく出るのがこの範囲です。

蓄積時間:5秒を超え60秒以内

短すぎると誤報が増える。
長すぎると本当の火災で遅れる。
だからこの範囲で設定してバランスを取っている――というイメージで押さえます。


③ 次にアナログ式:時間だけじゃなく「濃さの情報」も使う

ここが今回の動画の山場です。

蓄積は、誤報を減らすために「時間」を見ます。
一方、アナログ式はもう一段階進んで、

煙の“濃さ”を情報として扱う

という発想が入ります。

動画では、難しい言葉を避けて、こう整理しています。

  • 感知器は「煙の状態」を情報として送る(濃い/薄いのイメージ)
  • 受信機(制御側)が、その情報をもとに段階的に表示・判断できる

たとえば、まだ薄い段階では「注意」レベルとして扱い、状況確認に行ける。
それでも濃くなっていけば「火災」として扱う。
この“段階を持てる”のがアナログ式の強み、というイメージです。

※機器の内部処理の細部はメーカー差がありますが、試験対策としては、
「最終判断は受信機側(制御側)の段階判断」という捉え方でOKです。


④ 最後に感度:1種・2種・3種は「優劣」ではない

最後は感度です。ここでつまずく人が多いので、動画では短く言い切っています。

1種・2種・3種 = 感度ランク

  • 1種:いちばん敏感(薄い煙でも拾いやすい)
  • 2種:標準(迷ったらここが基準)
  • 3種:控えめ(ある程度煙が集まってから反応)

そして、この感度は「天井の高さ」とセットでイメージすると、試験で混ざりにくくなります。

動画では、設置できる高さの整理として、まずこれを芯にしています。

  • 1種:20m未満
  • 2種:15m未満
  • 3種:4m未満

高天井になるほど、煙は拡散して薄くなりやすい。
だから薄い煙でも拾える感度が必要になりやすい。
低天井は煙が溜まりやすいので、感度が控えめでも反応しやすい。
この整理で、1種2種3種が“ただの暗記”ではなく、理由付きで頭に入ります。


まとめ:暗記ではなく「順番の理解」で解けるようにする

この動画の狙いは、暗記量を増やすことではありません。

  • 構造で「何が起きてるか」をイメージする
  • 蓄積で「時間フィルター」を理解する
  • アナログ式で「濃さの情報の段階判断」を掴む
  • 感度で「1種2種3種=感度ランク」を理由付きで整理する

この順番がつながると、テキストが一気に読みやすくなり、問題も解きやすくなります。

▼動画はこちら

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「この部分が分かりにくい」「次はここもやってほしい」などのコメントも大歓迎です。

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