“挨拶さえもできない奴が、まともな仕事ができるか!”
いきなり、少し過激な書き出しになってしまいました。
でもこれは、私の人生の中で、数百回以上、挨拶を無視されたときに感じてきた正直な思いです。
今思い返すと、そのときの顔にも、きっと出ていたかもしれません。
もちろん、これだけを切り取って「挨拶をしない人は全員ダメだ」と言いたいわけではありません。
人間ですから、機嫌の悪い日もあります。
体調が悪い日もある。
考えごとをしていて、たまたま挨拶が抜ける日だってあるでしょう。
人生いろいろです。そういうときは、こちらも察します。
私がここで言いたいのは、そういう一回限りの話ではありません。
初対面なのに挨拶をしない。
普段から、朝すれ違っても「おはようございます」すら言わない。
しかも、それが私だけではなく、周囲に対しても同じ。
そういう人に出会うと、やはり私は、どこかで強い違和感を覚えます。
人付き合いが苦手なのかもしれません。
何らかの信条があって、あえてそうしているのかもしれません。
あるいは、本人の中ではそれが普通なのかもしれない。
「挨拶すべき」という考え方そのものが、私側の偏見なのかもしれません。
それでもなお、私は思うのです。
初対面の相手に挨拶もしないのは、やはり不自然だと。
挨拶は、社会に出るうえでの最低限の前提だと思う
少し極端な言い方かもしれません。
でも私の感覚では、初対面で挨拶をしないというのは、社会の場に出てくるのに服を着ていないようなものです。
それくらい、挨拶は最低限の前提に近いものだと思っています。
以前、私の同僚が、挨拶をしない人に理由を聞いたことがあります。
そのとき返ってきた言葉は、
「すみません、人見知りなもので」
というものでした。
うーん、何とも言えませんでした。
強く言うわけにもいきませんし、本人なりの事情もあるのでしょう。
ただ、こちらから何か月も毎日挨拶をしているのに、一度も返してこない。
そういう状態で「人見知りなもので」と言われても、正直、私は少し納得できませんでした。
それにしても、今思うと、その同僚もすごいですよね。
「なぜ挨拶をしないのか」を本人に直接聞いたのですから。
挨拶は、ただの儀式ではない
私は、挨拶はただの形式ではないと思っています。
そこには、
「あなたに敵意はありません」
「この場で関わる意思はあります」
という、ごく基本的なサインが含まれているように感じます。
だからこそ、普段はきちんと挨拶をする人が、ある日だけ挨拶をしないなら、「何かあったのかな」と思います。
それは異変です。
でも、初対面から挨拶をしない。
あるいは、誰に対してもいつも挨拶をしない。
それは一時的な異変ではなく、その人の中の何かが、社会の標準からずれている状態なのだと思います。
「異常」という言い方は強すぎるかもしれません。
でも少なくとも、周囲に違和感を与える状態ではあるはずです。
朝の「おはようございます」が言えない人とは、やはりうまくいかなかった
これは、完全に私の経験則です。
朝の「おはようございます」が言えない人とは、その後のコミュニケーションも、やはり難しかった。
雑談が難しい、という程度ではありません。
業務上の、機能的なやり取りでさえ難しいことが多かったのです。
私は性格上、そういう人をすぐに切り捨てるほうではありません。
できるだけ排除せず、職場で浮かないように接してきたつもりです。
周囲との関係が致命的にならないように、なるべく普通に扱おうともしてきました。
でも、やはり限界はあります。
こちらが挨拶をしても返ってこない。
最低限の反応もない。
周囲との関係も悪くなる。
そうなってくると、いざその人が厳しい立場になったときに、「助けてあげよう」とは、さすがに思えないのです。
冷たい話に聞こえるかもしれません。
でも、これは排除ではなく、自然な境界線、線引きだと思っています。
だって、自分の挨拶すら無視されているのに、その人をかばうために前へ出るほど、人はできていない。
少なくとも私は、そこまで聖人ではありません。
挨拶は、心と心の潤滑油
挨拶は、よく「心と心の潤滑油」と言われます。
どこかの標語だったのか、何かの掲示物だったのか、正確には覚えていません。
でも、その言葉はずっと印象に残っています。
私は、まさにその通りだと思っています。
潤滑油があるから、多少ぎこちなくても人間関係は回る。
多少不器用でも、多少考え方が違っても、それでも動いていける。
でも、その最低限の油すら差されていない関係は、やがてきしみます。
そして、きしみ続けた関係は、あるところで止まります。
挨拶がすべてではありません。
けれど、挨拶すらできない人と、深い意味で関係を築くのは難しい。
これは理屈というより、何度か人と接してきた中での、かなり強い実感です。
こちらの努力不足ではなく、最初の接点が成立していない
だから私は今、こう思っています。
朝の挨拶ができない人とは、やはりうまくいかないことが多い。
そしてそれは、こちらの努力不足ではなく、最初の接点そのものが成立していないからなのだと。
ちなみに、今の私の周囲には、挨拶をしない人はいません。
遠い昔には、職場にそういう人がいました。
今は、周囲に消防設備士しかいないので、皆しっかり挨拶ができます。
自分でも、恵まれた環境だと感じています。
少し固い話になってしまいました。
でも、こういう「当たり前」の話ほど、案外大事なのかもしれません。
私は、自分から挨拶するよ。
そう思う方は、ぜひこの記事を読んだあとに、少しだけ周囲への接し方を思い出してみてください。
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