【合格解法】乙種6類 構造・機能|本試験“再現”6問で解法を固める(令和8年2月)消防設備士

こんにちは。新千歳防災チャンネルです。
今回は 「合格解法:構造・機能」。令和8年2月上旬に実施された本試験の問題を、学習用にざっくり再現しながら進めます。

このシリーズは、答えそのものよりも 「どうやって判断するか(解法)」 を主軸にしています。
細かい言い回し・定義は、最後は必ず ご自身のテキスト で確認してください。ここでは 「本番で迷いにくくするための型」 を作ります。


この回(全6問)でやること

今回の6問は、構造・機能の中でも 「消火器まわり」 を中心に、試験でよく出る論点をまとめて整理します。

  • 第1問:抑制作用(連鎖反応)を持つ/持たない消火器
  • 第2問:消火薬剤の説明の正誤(化学泡・機械泡・CO₂)
  • 第3問:大型粉末消火器(車載式)ガス加圧の仕組み(正誤)
  • 第4問:簡易消火器具と標識の表示(名称の引っかけ)
  • 第5問:開放(転倒)式泡消火器の点検項目
  • 第6問:圧式粉末消火器の「加圧用ガス容器」と「安全栓(起動レバーの固定)」の順番

第1問:抑制作用を持っていない消火器は?

問題はこうです。
「次のうち抑制作用を持っていない消火器はどれ?」

  • A:化学消火器
  • B:強化液消火器
  • C:粉末消火器
  • D:ハロゲン化物消火器

結論は、A(化学消火器)

ここでいう 「抑制作用」 は、火災が続く原因になっている 連鎖反応を止める こと。
火災って、燃え始めると勝手に延々と続く感じがあると思うんですが、あれは連鎖反応のイメージです。抑制は、それを止める働き。

そして、この論点は試験だと 「抑制作用がある消火器」をパッと挙げられるか が勝負になります。
(今回の方針として)覚え方はシンプルにして、迷ったらこの型で処理します。

抑制作用がある側

  • 粉末消火器
  • ハロゲン化物消火器
  • 強化液(霧状など条件あり)

4択で「抑制がない」を聞かれたら、残りの1つを選ぶ発想です。
この“型”を作ってしまえば、あとは選択肢が変わっても耐えられます。


第2問:消火薬剤の説明で誤っているのは?

「次のうち消火薬剤の説明で誤っているのはどれ?」

  1. 化学泡消火剤:2つの薬剤が混合すると二酸化炭素を含んだ泡を発生させる
  2. 機械泡消火剤:一般的に泡の長期安定性を求めるために、たんぱく消火剤を使用している
  3. 二酸化炭素消火薬剤:液体の状態で消火器に充てんされ、放出されると気体となる

結論は 2番

ここは「3番」から押さえると気がラクです。
二酸化炭素は、消火器の中では 液体の状態(高圧で液化) で入っていて、放出されると気体になる。これは知っている人も多いはずです。

1番の「化学泡」は、薬剤が混ざることで 二酸化炭素が発生して、そのガスを含んだ泡ができる
このへん、炭酸ジュースの「しゅわしゅわ」のイメージに近いです。
(炭酸は“溶けていたCO₂が出る”、化学泡は“反応でCO₂を作る”の違いはありますが、泡が出るイメージはつかみやすい。)

で、2番。
機械泡を「たんぱく泡が一般的」と固定してしまうと危ない。ここが誤り側。
この問題は、機械泡=○○、みたいに 一語で断定させてズラしてくるタイプ です。


第3問:大型粉末消火器(車載式)ガス加圧の説明(正誤)

ここは「大型(車載式)」の構造が分かっているかどうか。
ガス加圧の流れを、正誤で判定していく問題です。

「粉末消火器(加圧式、車載)は、押し金具を押してガスを本体容器内へ加圧する」
○(正しい)

大型粉末消火器(車載式)は、イメージとしては

  • 加圧用ガス容器が別にあって
  • それを作動させると、ガス圧が 本体容器側 に流れ込み
  • 粉末を押し出して放射する

という流れです。

小型消火器だと、レバーを握って内部の機構が作動して…というイメージを持っている人が多いと思いますが、車載式は 「押し金具」などで作動させるタイプのイメージが大事になります。


第4問:簡易消火器具と標識の表示(正しい組み合わせ)

「次のうち、簡易消火器具と標識の表示で正しい組み合わせはどれ?」

  • 水バケツ →(例:消防用バケツ)
  • 水槽 →(例:消防用水槽)
  • 膨張真珠岩 →(例:消防真珠岩)
  • 乾燥砂 → 消火砂

結論は、乾燥砂=『消火砂』 が正しい。

この問題、知識というより “名称をそのまま覚えてるか” が重要です。


第5問:開放(転倒)式泡消火器の点検項目に含まれていないもの

「開放(転倒)式泡消火器の点検項目に含まれていないものはどれ?」

  • ホース
  • ろ過網
  • 内筒
  • 圧力調整器

結論は 圧力調整器

開放(転倒)式泡消火器は、構造として「中身の部品」がはっきりしていて、
ホース、ろ過網、内筒あたりはあるんですよね。

一方、圧力調整器は、イメージとしては
「加圧用ガス容器の高い圧力を、そのまま本体に入れると危ないから弱める装置」
みたいな、加圧系統で出てくる部品です。

だから、開放(転倒)式泡消火器の点検項目としては “ズレる”。
この違和感を拾えると勝ちです。


第6問:圧式粉末消火器「加圧用ガス容器の取り付け」と「安全栓(起動レバー固定)」どっちが先?

最後は安全系の判断。

「圧式の粉末消火器について
加圧用ガス容器の取り付け と 安全栓(起動レバーの固定) は、どちらが先?」

結論は、感覚的にも 安全栓(起動レバー固定)が先 がしっくりきます。

危ないものほど、まず “勝手に動かない状態” を作る。
例えば車で、アクセルとブレーキを踏み間違えたら事故になりますよね。
でも、もし最初からPに入っていたら…というように、二重・三重に安全側に倒しておけば「大事故」を防げることがある。

消火器も同じで、先に安全側を作ってから取り付ける。
この順番の考え方を「型」として持っておけば、他の器具の問題でも応用がききます。


さいごに

今回は「構造・機能」を、6問で一気に整理しました。
このシリーズは、知識を増やすというより “本番の迷い”を減らすための解法の型 を作るためのものです。

繰り返しになりますが、定義の最終確認は テキスト優先
その上で、動画→テキスト→問題演習 の順で回すと、構造・機能は一気に安定します。

それでは、引き続き「合格解法」で固めていきましょう。

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